最近の若いもんは,平気で[[<table width="800"…]などと書きおる。嘆かわしいことだ。ウェブを作るときは最大でも[<table width="600"…]なんだと考えていたものぢゃが。わしなんか,ほれ,目をつぶってても600と打ってしまうわ。だいたい今の若いもんは………。
インターネットユーザーの動向やトラフィックなどを調査している米国ウェブサイドストーリー社は,10月12日時点のウェブユーザーの解像度の調査結果を発表した。それによると,800x600の人が54%でいちばん多く,次いで1,280x1,024の25.78%,640x480の12.72%と続いている。総じて,解像度の向上が見受けられる。
横幅600ピクセルと云うのは,640x480の解像度のモニタから,ブラウザの枠と縦方向へのスクロールバーの横幅を引いた,一般的にウェブを作る際の基準の横幅という考えがある。だが今や,それを大きくオーバーしているサイトは少なくない。Windowsユーザーで,ウインドウの最大化を利用している人も増え,ブラウザは縦長ではなく,横長のものという基準もある。ある意味,ウェブブラウジングの進化の過程なんだろう(私はどうもなじめないでいる古い人間なのだなあ(^^ゞ)。ちなみに当ページのアクセスログを見ると,640x480は1.1%と,1600x1200(3.6%)よりも少ない。でもでも,ウェブは大は小を兼ねない。いちばん小さいものに合わせる「余裕」は必要とも思うのだが…(そう,こういうサイトに余裕は感じられない)。
地平線が自分の目の端から端までしかないと思っているうちは,まだ人生の大事なことに気付いていない。地平線は,自分を取り巻く円となって,無限に繋がっている。だが,自分の意志で見つめる地平線から,日は昇る,日が沈む。ウェブの地平線はどこまでも繋がっているが,たとえ小さな視界でも,そこに自分の地平線を見つけることは可能なのだ。
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